まったり日々(?)のできごと

    日々感じたことを綴ります。 主に子育てとか通勤中に感じたこととか。 お出かけしたらその時の写真も載せるかも。

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    第6話「それはいつかの日のこと、なので」「そしてある日のこと、なので」

     えーと、お約束のお題目を先に。
     このエントリーはアニメ「たまゆら」に肩まで程良く使った私が、私の主観を元に
    書いている個人の感想です。
     ですので、万民に受け入れられる内容ではないであろうことをあらかじめお断り
    しておきます。
     また、個人の主観に基づく感想ですので、場合によっては作品に対して批判的な
    内容だったり辛辣な表現になることがあるかもしれません。
     その辺は悪しからずご承知置きの上ご覧くださるようお願いします。


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     OVAと同じく、15分×2の二話構成にした回です。
     二本立て、という言葉に「30分×2本か?」と思った人も多かったみたいですが、さにあらずw
     多分一本の話としてAパートとBパートに分けても話は繋がると思うのですが、一応時間が進んだ
    と言うことをわかりやすく表現するための二本立てなんだと解釈しました。


    「それはいつかの日のこと、なので」

     ざっくり感想から。
     「麻音回」「いつかの物語回」「麻音に惚れ込んだ回」

     時はさかのぼり、おおよそ十年前(推定)。
     場所は大崎下島、御手洗の高台にある公園。
     つまり、麻音の実家の近所。
     その公園で、空に向かって人差し指を突き出し、アキアカネを指に止める少女が一人。
     幼き頃の桜田麻音である。

     ……まあ要するに、子供の頃の麻音のお話です。
     彼女は子供の頃から内気で人としゃべるのが得意ではなかったと第4話で語られていますが、
    幼き頃の麻音は絵本を自分で作ってこの公園のベンチでそれを読んでいたようですね。
     子供らしくその物語を口に出して読むので、周囲に人が来ると恥ずかしいから中断してしまい、
    なかなか落ち着いて読めない様子です。
     ここで彼女はひとつの出会いをします。
     口笛との出会い。
     近くにやってきたカップルの彼女さんが吹く口笛が高台の公園から眼下に広がる瀬戸内の島々に
    向かって高く澄んだ音で流れていき、麻音を魅了します。
     その後麻音はひと気を避けて公園を上へ上へと登っていき、ついには頂上へ。
     そこで落ち着いて自作の絵本を読んでいたら、自分一人だと思っていたのにいつの間にか
    人影が……。
     人影は幼き頃の楓。
     聞かれていた恥ずかしさのあまりセーターの首の部分を伸ばして顔を覆ってしまう麻音。
     慌てる楓。
     楓は麻音の自作の絵本をほめ、自分は父親と遊びに来てはぐれた、と言います。
     楓は麻音の話の続きが気になって、その先を聞くのですが、彼女の話はお姫様がピラミッドに
    ついたところで書きかけになっています。
     思いついた続きで取り繕う麻音。
     楓が更に質問をかぶせ、困る麻音。
     楓が結構ポンっポンっと疑問に思ったことを突っ込んでますね。
     楓の地は結構こういうキャラで、大きくなった今はあれこれ考えすぎて言葉が出にくくなってる
    のかも知れないなあ、なんて思いました。
     困った麻音の耳に飛び込んでくる、別の子供たちの声。
     かおるちゃんかおるちゃん、とテンション高くしゃべり倒す勢いの幼きのりえ。
     そののりえに振り回され気味で、半ばウンザリの幼きかおる。
     二人の雰囲気や関係性は今と変わらない様子ですね。
     そんな二人が麻音と楓のいる場所のすぐ近くにやってきます。
     麻音は、のりえとかおるが自分の家、のどか亭に泊まりに来ているお客さんだと気がついた
    ようですね。
     再び顔を隠してしまいます。
     やがて、のりえとかおるは麻音たちのすぐ下にやってきて、いい加減のりえの強引さに
    嫌気がさしたかおると行くの行かないのと手の引っ張り合いになり、手が離れた拍子にのりえが
    尻餅をついて泣き出してしまいます。
     子供って、一人泣き出すと連鎖で泣き出すことが多くて、今回は痛さとびっくりしたことで
    泣き出したのりえに、のりえが尻餅ついて泣き出したことでおろおろして泣き出すかおる、釣られて
    泣き出す楓、と言う図式。
     麻音という子は、強い子ですね。
     こんな時は一緒に泣き出しちゃうもんなのですが、彼女は一旦は同じように目に涙を浮かべつつも
    そこでこらえて涙を振りきって「お姫様はこんな時、口笛を吹くの」と自分を奮い立たせるように
    言うのです。
     そして、今まで吹いたことのない口笛を吹こうとする。
     もちろん初めてでいきなり吹けるものではありません。
     でも彼女は何度も何度もチャレンジして、音を出すことに成功した。
     桜田麻音が初めて口笛を吹いたまさにその瞬間。
     瀬戸内の海に向かってたどたどしくも口笛を吹く様は、力強く美しく、桜田麻音と言う
    キャラクターの本質をそこに見た気がしました。
     その口笛は、それまで泣きじゃくっていた少女たちの涙を止める力を持っていました。
     のりえもかおるも楓も、泣くのをやめすごいと拍手をする。
     そんな力を持っていました。
     かくしてのりえとかおるは仲直りをして去っていき、楓もはぐれたお父さんの姿を見つけ麻音に
    またね、と手を振って帰って行きます。
     麻音は自作の絵本をこう締めくくります。
      「ピラミッドについたお姫様が口笛を吹くと、たくさんの人が集まってきてみんな友だちに
      なりました」
     口笛の力をきっと彼女は感じたんだろうと思います。

     ところで、この回は第4話でのやり取りを受けている部分があって。
     第4話で楓が大崎下島に向かう船の上でかおるとのりえに麻音の実家の旅館に行ったことが
    あるかと尋ねると、かおるが「まあ、私らも初めてだけどね」と答えるのですが、今回の話しを
    見ると、実は小さい頃に泊まったことがあって、それものりえとかおるがセットでなんですが、
    小さい頃の話だからこの時は完全に忘れているんですよね。
     で、この忘れていると言うがのこの第6話の後編で活きてきます。

     私は桜田麻音と言う子がOVAからずっと気になっていました。
     でも、私のようなオッサンの感覚で言うと人前で口笛を吹くっていうのはあまりお行儀のいい
    ことではない(少なくともそう躾けられて育ったので)、そこが引っかかっていました。
     一方で、私も子供の頃は口笛を吹くのが好きで、さすがに口笛で感情表現したり会話をする
    ようなことはなかったですが、口笛で歌謡曲やアニソンを吹くのが好きで、一人の時は鼻歌の
    代わりに下手なりにピーピーと口笛を吹いていました。
     だから、口笛も立派な感情表現の道具であって、吹き方によっては感情を込めることができること、
    そして、感情を込めて上手に吹くことがどれだけ難しいかと言うことを知っているつもりです。
     桜田麻音と言う子に対する親しみの深さは、そんな接点を通じてのものだろうと思います。
     そして今回、あの公園のてっぺんでの彼女の強さを見て、その親しみが更に増した。
     たまゆらと言う作品は不思議な作品で、大概どのアニメにもいけ好かないキャラというのが一人は
    いるものなんですが、たまゆらにはいないんです。
     その中でも桜田麻音と言う子は、今回のお話で頭ひとつ以上抜けて私のご贔屓キャラになったと
    言っても過言ではない。そう思います。



    「そしてある日のこと、なので」

     こちらもざっくりと感想から。
     「麻音、のりえ回」「二人の友情の始まり回」「ぶっちゃけ1話にまとめても……な回」

     Aパートから年月が流れ、麻音中学2年の春。
     家の都合で中学校に進学するときに一人竹原に越してきた彼女は、引越しのバタバタと慣れない
    一人暮らしのために部活に入りそこね、2年生になっても友達らしい友達がいない状況。
     元々麻音は話し下手の人見知りですから、まあそうなっちゃうかなあ、と。
     そんな麻音が下校中にももねこ様を発見し、思わずついて歩いてしまうところから話が動き出し
    ます。
     なんやかんやとこのシリーズのキーマン(?)ですね。ももねこ様(笑)
     ももねこ様に誘われてたどり着いた先にいたのは、ひどく落ち込んだ様子ののりえ。
     麻音とのりえは同じクラスで、麻音はのりえの顔を知ってはいたものの今まで話しをしたことは
    なかったようです。
     のりえもクラスメートと言う認識はあったようですね。
     麻音の「この人こんな感じだったっけ?」と言う内容のセリフがあるので、のりえはクラスでも
    相当にぎやかにやっているのでしょう。
     ともあれ、ももねこ様がのりえと麻音の縁を取り持つ形で二人の距離が縮まり、かえりの道すがら、
    それぞれの身の上話を始めます。
     のりえはどうしてそんなに落ち込んでいたかを、麻音はなかなか友達が作れないことを。

     のりえは、あこがれの男の子に作ったプリンをその彼がいらないと言ったために、頭にきたのりえ
    が思わず啖呵を切ってしまい、やりすぎたと気落ちしていたのです。
     のりえは口数の少ない麻音に言い過ぎない極意を聞きますが、麻音は単に口数が少なくて逆に友達
    ができないと言う悩みを打ち明けます。
     口が過ぎても、口数が少なすぎても、気持ちはうまく伝わらない。
     人に気持ちを伝えるのは難しいと、両極端の2人の意見が一致します。
     両極端だからこそ、2人は引き合ったのかもしれません。
     その後のりえはパティシエになりたいという自分の夢を語ります。
     第3話でのりえが言っていた「甘いものは~」と言う行とオーバーラップする一幕。
     一方、麻音は「自分が思っている気持ちを他の人に伝えたい」「なにか人に感動を与えたい」
    と言う希望を語ります。
     麻音のキーワードは口笛ですが、それは手段の一つに過ぎず、彼女の本来の希望は「人に感動を
    与えること」なわけです。
     それは第4話、乙女座で彼女が聞き感動した歌のステージの一幕からも明らかです。
     そう考えると、第11話で彼女が朗読劇に魅せられてしまう理由もわかる気がします。
     2人は港から夕日で茜色に染まる海を眺め、麻音はその海をステージだと感じます。
     幼かった頃にあの公園から見た海のように。
     そしてそのときと同じ曲を口笛で奏でます。
     その曲に反応するのりえ。
     麻音が初めて口笛を吹き、それを聞いたのりえが拍手を送ったあの曲のことをのりえは頭の
    片隅に覚えていたのです。
     幼い頃に出会ったことを2人は忘れてしまっていますが、口笛とメロディは記憶の奥底に
    しっかりと根付いていた。
     2人はまた出会い、口笛を、あの曲をきっかけに友達になった。
     麻音の「口笛という最高の楽器のおかげで友達ができた」と言うモノローグは第11話への
    伏線ですね。

     そんなこんなで、麻音とのりえと言う一見すると両極端なコンビができあがったわけです。
     どうしてこの組み合わせが? と言うような2人ですが、そこにはその2人であるべき必然が
    ちゃんとあった……と言う訳なんですね。


     ところで、なんで麻音は中学から竹原に来たんでしょうね。
     ざっと調べると大崎下島には小学校が1つ、中学校も1つ。
     中学校が島内にないから竹原に行ったわけではなさそうです。
     (中学校まで遠いから……と言う可能性はあるかも)
     第4話で麻音が下島に帰るときにアパートの大家さんっぽいおばさんに声をかけると、
    そのおばさんが「御手洗のご両親によろしくね」と返していますから、このおばさんが親戚なり
    両親の友人で、そのつてをたどって下島から船で一本で行ける竹原に移ったのかも知れません。
     どのみち下島に高校は無いので、高校進学と同時に一人暮らしをしなければいけないわけですから、
    (麻音が中学に上がる当時、大崎下島は本土と橋で陸続きになっておらず、高校に通うには
    下宿しないといけなかったと推察される。ちなみに橋は建設中で完成は2008年11月)
    だったら中学校から便の良い場所で……と思ってもおかしくはないでしょうね。
     とは言え、あのお父さんの溺愛っぷりを見ると、よくぞ家から出したと思います(笑)


     そんなこんなで、ショートストーリーの二本立ての第6話。
     時間軸的に大きく変化するので二本に分けた、と言うのが何となく理解できるのですが、
    ぶっちゃけベクトルの方向は一緒なので一話にまとめちゃっても良かったんじゃね?
    とか思ったりもしました。

     たまゆら~hitotose~もこれで折り返し地点。
     後半はどんなエピソードが繰り広げられるんでしょうね。
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    ちひろ(ちびすけ父さん)

    Author:ちひろ(ちびすけ父さん)
    時にはDeepに時にはLightに、
    日々のよしなしごとを
    つらつらと。

    撮影機材は
    NikonD80(2007.06.17~)
    NikonD70(~2007.06.16)
    Nikon CoolpixS3

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