まったり日々(?)のできごと

    日々感じたことを綴ります。 主に子育てとか通勤中に感じたこととか。 お出かけしたらその時の写真も載せるかも。

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。
    web拍手 by FC2
    第5話「ちひろちゃんがきてくれたよ! なので」

     えーと、お約束のお題目を先に。
     このエントリーはアニメ「たまゆら」に肩まで程良く使った私が、私の主観を元に
    書いている個人の感想です。
     ですので、万民に受け入れられる内容ではないであろうことをあらかじめお断り
    しておきます。
     また、個人の主観に基づく感想ですので、場合によっては作品に対して批判的な
    内容だったり辛辣な表現になることがあるかもしれません。
     その辺は悪しからずご承知置きの上ご覧くださるようお願いします。


    web拍手 by FC2
     今回も夏休みの話。
     今までの、キャラ名のでないタイトルから一変し、直接的なタイトルですね。
     お話はタイトルのまんま。
     第1話で登場していたちひろが汐入から遊びに来るお話です。
     4ヶ月ぶりの再開、ですね。

     まずはざっくりした感想から。
     「ちひろ回」「4ヶ月ぶりの再会回」「涙のスイッチはそこ回」

     竹原に向かう列車の中で携帯の画面を見入るちひろの姿からは、第1話よりもかなりあか抜けた
    印象を受けました。
     で、彼女は車内アナウンスを聞いてお約束のように降りる駅を間違えて、竹原ではなく
    忠海(ただのうみ)で列車を降りてしまい楓の母親に回収してもらうのですが、この時の
    やり取りに都会っ子らしさが出ています。
     間違えて降りちゃったけど次の電車にすぐ乗るから、とちひろは言うのです。
     たしかに彼女が生まれ育った汐入を走る京浜急行は列車の運行間隔の長い日中でも
    約10分毎に電車が来ます。
     だから彼女は次の電車がすぐ来る、と言う感覚なのですが、竹原を通る呉線の運行間隔は日中は
    一時間半に1本(作中では一時間後と楓が言っている)。
     次、がなかなか来ないのです。
     こう言うちょっとしたことをちゃんとお話に反映させてるなあ、と思いました。

     ちょうどcafeたまゆらに楓のお母さん(たまえさんと名前が判明)の昔なじみの人たちが
    集まっていて、彼らからバイクを借りてたまえさんが忠海駅までちひろを迎えに行きます。
     たまえさんの着ていたライダージャケットはcafeたまゆらに来ていた仲間に借りたものですね。
     たまえさんが大型バイクに乗ってツーリングしていたと言う昔話がインサート。
     格好いいですなあ。
     んで、ツーリング仲間の皆さんは濃いですなあw
     「歳のせいか最近目に汗をかくようになった」かあ、わからないでもないなあ。
     そんなこんなと話をしているうちに、ちひろを拾ったたまえさんが帰還。
     慣れないバイクの後ろでちひろが目を回してますね。

     夜になって、楓たちの家に場面は変わり。
     ちひろのおみやげがよこすか海軍カレーのレトルトなのが「らしくていい」ですね。
     んで、夕飯のシーンで普通に明るく過ごしている楓の姿を見て、ちひろが目をウルウルさせる
    のですが、お父さんがなくなってから、楓はどれだけ落ち込んでいたんでしょうね。
     なんかちひろの反応を見るともう見てられないくらいだったんじゃないかと想像してしまいます。
     その後楓の部屋で二人で話をするのですが、このとき楓の言う「やっとちひろちゃんに竹原を
    見てもらえる。うれしいな」と言うのが楓の本音なんだろうなと思います。
     自分が友人たちに囲まれて楽しく暮らしているその場所を見てもらえる、竹原をちひろと
    共有できる、そんな思いなのかも知れません。

     翌日。
     ほぼろの前でいつもの3人と待ち合わせ。
     この3人の中では麻音が一番緊張している様子ですね。
     彼女は口下手で人付き合いが得意じゃないですから、見ず知らずの人に合うのは緊張するので
    しょう。
     香を見つけたのりえがいきなりハイテンションでちひろがちょっと面食らった感じですが、
    ともあれファーストコンタクトが終わり、ほぼろの店内へ。
     新メニューほぼろ焼きの登場にテンション上がる中、ちひろがちょっと戸惑い気味。
     ちひろはハキハキとした押しの強い子が苦手なのかも知れません。
     かおるに話しかけられてドキドキしている感じが伝わってきます。
     そんな中、楓が昔と変わらない慌てぶりを見せたのでちょっと安心した様子。
     ここでちひろが楓のことを「ふうにょん」と呼んでいて、なぜそう呼ぶようになったのかが
    明かされます。
     楓、と言う名前をうまく言えず「ふうにょん」になってしまった、と言う話。
     楓が自分もちひろも友だちを作るのがうまくなかった、言ったのを聞いてのりえが何やら
    ひらめき次のシーンへ。

     抱え地蔵、願い事をしながらお地蔵様を抱えて思ったよりも軽ければ願いが叶う、と言うもの。
     OVAの第4話で楓が志保美さんとお話をするシーンで出てきたお地蔵さんですね。
     ちひろには意外と重かった様子(^^;
     じゃあ、と次は二重焼きを買いに行き、その足で普明閣へ。
     OVAで楓がみんなの写真を撮ろうともがいていた場所ですね。
     スイーツ食べながら絶景見てちひろのテンションアップを図ろうとしたのりえとかおるですが、
    どうやら不発。
     と、そのときちひろが突如かけだします。
     バタバタバタと普明閣の下へ。
     ちひろはももねこ様を見つけて駆け寄ったのでした。
     普段からキモカワ系(失礼)のぬいぐるみを自作するちひろの琴線にももねこ様がクリーンヒット
    したのでしょうね。
     
     理由はともあれちひろのテンションも上がった所で次の場所へ歩き出す一行。
     そこにかおるの姉のさよみさんからメールが。
     悪い予感しかしない一行はとりあえずそのメールを無視しようとしますが……そうは問屋が
    卸さない。
     既に背後に近づいていたさよみさんにトラップされ、ちひろが間違えて降りた忠海駅の近くにある
    黒滝山を目指すことになります。
     プチ秘境探検再び、です。
     しかもOVAの時とは違い、いい天気なので黒滝山まで歩くというのですから、横須賀育ちの
    ちひろには結構きつい話です。
     3時間後、元気なさよみさんと香とは対照的にテンションだだ下がりなのりえやかおる。
     案の定ちひろもよれよれ(^_^;
     公園で休憩するのですが、そのときにぶゆすけを出したちひろに麻音が「それかわいい」と
    話しかけます。
     あの3人(のりえ、かおる、麻音)のうちでちひろに一番近いのは麻音でしょうから、
    何らか共感する部分があったのかもしれません。
     いつものように口笛で表現する麻音にちひろも口笛を吹いてみせようとしますが……。
     そう簡単に鳴るわけもなく。
     でもその時の2人の様子がよかったのか楓がカメラに収めます。
     日も暮れかけて、ようやく登山口に到着するもちひろはここでgive up。
     登山口の横の公園(?)で眼下に広がる風景をみんなで眺めます。
     「ちひろちゃんと初めての場所に来れて良かった」と言う楓の言葉に、楓が竹原で
    ちゃんとやっていることを改めて実感して涙するちひろ。
     彼女の涙のスイッチは、全て楓の様子にあったわけです。
     ここで彼女は友達作りの難しさについて語ります。
     同意する麻音と楓。
     うーんと唸るのりえ。

     ここからこの話のまとめに入っていきます。
     ぶゆすけのことを誉めてくれて、自分の自作のマスコットを見せてくれた子がいる、
    と言うちひろに「それって友達だよね」と言うかおる、同意するのりえと麻音。
     「それに、私達もちひろちゃんの友達だよ」と言うかおるにのりえも麻音も同意し、
    それを聞いたちひろは持参した自作のぬいぐるみのストラップをみんなに渡して、
    メアドを交換し……初めてちひろは楓の様子ではなく、自分のことを思ってくれる人たちが
    いることに涙する。

     竹原からちひろが帰る日。
     駅のホームで見送るみんなにちひろは言います。
     「私、ふーにょんに友だちができたって聞いてホントはちょっと寂しかった」
     これが、竹原に来る前の彼女の本音。
     竹原に来て楓に再開して、できた友達と触れ合った彼女は、その本音に続けてこう言います。
     「でも、いまはもう……」
     
     彼女は竹原に来て、友情が途切れていないことを確認できた。
     新しいつながりを作ることもできた。

     帰っていくちひろの乗った列車に楓のモノローグがかぶります。
     「遠く離れていても、何年過ぎ去っても、ずっと友達。あの時あの場所であったことは
     消えたりはしないので。そしてこれから出会う人との新しい出会いに向かって、アグレッシブにね」
     これはちひろに対する楓なりのエールなんだと思いました。

     アグレッシブ。
     それは父親の死から立ち直った楓のモットー。
     彼女が過ごしていく指針。
     自分が前向きにアグレッシブになったことで得ることができた友達を、きっとちひろも得ることが
    できる。
     そんな気持ちなのかもしれません。



     さて、ここからは辛口コメントです。
     今回のお話が、うんうんいい話しだったで終わらせたい人はここで回れ右。
     以下の文章は読まないほうがいいでしょう。

     えーと、実はこの話すごくモヤモヤとした気分を抱えながら見ました。
     正確に言うと、ふとしたちひろの表情や態度がどうにも煮え切らないような、奥歯にものが
    挟まったようなものに見えて、どうにもすっきりしませんでした。
     いえ、理由はなんとなくわかっていたんです。
     多分こうじゃないかな、と思っていたんですが、それをちひろ自身が最後に言ってくれました。
     「私、ふーにょんに友だちができたって聞いてホントはちょっと寂しかった」
     これが、彼女から受けたなにかしら物憂げな印象の原因。
     楓からしてみたら、自分の第二の故郷とも言える竹原を親友のちひろに見てもらいたい、感じて
    もらいたい。
     自分が今どうしていて、どんな友だちができて、どんなふうに過ごしているのかを共有して
    もらいたい。
     そんな気持ちでちひろが来るのを待っていた、楽しみにしていたのでしょう。
     だから、みんなに引きあわせた、竹原をやっと見てもらえると言った。
     その言葉も最後のモノローグも楓の偽らざる気持ちで、彼女は自分と友人たちの写メをちひろに
    送って今こんなだよ、忘れてないよと言うメッセージを送っていた。
     でもこれは、楓サイドからみた話です。

     一方で、これは第1話の感想にも書きましたが、ちひろからしてみたら長年の親友が突如遠くへ
    行ってしまった。
     彼女はどうやら行った先で友人を得て楽しそうにやっているらしい。
     一方で自分は新しい学校で友だちもできず過ごしている。
     彼女が明るく過ごすことはちひろの安堵と喜びでもありうれしい半面、長年の友人が物理的な
    距離だけでなくココロの距離でも遠くへ行ってしまったような、そんな気持ちになっていたんじゃ
    ないかと思います。
     自分一人が取り残されたような気持ちになっていてもおかしくないかな、と思います。

     冒頭、呉線の車中でちひろが写メを見るシーンがあって、送られてきたメインヒロイン4人の
    写真の中の笑う楓を見て、ちひろは微笑むのですがそのすぐあとに画面を見つめ直すような
    そんな表情を浮かべます。
     やっと会える、そんな表情にも見えるのですが、物語後半のちひろの境遇を重ね合わせると
    合点がいく気がします。
     ちひろは楓と別れてから夏までの4ヶ月、友だちらしい友だちもできずほぼ一人でやってきた
    わけです。
     どの程度の頻度で楓とやり取りをしていたかはわかりませんが、でも、メールでのやり取りと
    面と向かった直接のやり取りというのは雲泥の差で、ちひろは楓に会えることをとても楽しみに
    していたのではないかと思います。
     一方で、彼女の境遇から考えるとこの旅行は楓とその家族以外につてのないアウェーな状態で
    楓の新しい友人たちと会う旅でもあって、のりえやかおるのように前向きな子達ならともかく、
    ちひろや麻音のような子にとってこの状況は精神的にかなり厳しいのではないかな、と思いました。
     ちひろが忠海の「た」を竹原の「た」と勘違いして忠海駅で列車を降りてしまいますが、
    2音目が明らかに違う二つの言葉を聞き違えたのだとしたら、彼女はなんらか物思いにふけって
    いたと考えることができます。
     もしかしたら、あの写真の楓を見て昔を思い出していたのかも知れないし、周囲に映る楓の
    友人たちを見てなにか考えていたのかも知れないな、と深読みしたくなりました。
     ま、単にうとうとしてたのかも知れませんけどね。
     このちひろのアウェー感ばりばりな様子というのは、ほぼろの店の前で自己紹介するときも
    ほぼろの店内でお好み焼きを食べている時も、その後二重焼きを食べながら竹原の町並みを
    見ている時もついてまわっていて、なにかちょっと引いたような距離を測るような戸惑いを
    見せていたように思えました。
     結局ちひろがみんなと打ち解けるのはラストも近づいた黒滝山の登山道の入口の所。
     ちひろが持参した自作のストラップをみんなに渡し、携帯のメアドを交換したあたり。
     布石は、その前の休憩の所でぶゆすけを可愛いと言った麻音の言葉。

     多分、友達作りが得意な人には、こんなに時間がかかってしまうことが不思議で仕方ないかも
    しれません。
     かおるやのりえは彼女たちなりにちひろに気をつかって、せっかく竹原に来たちひろが楽しく
    過ごせるようにと画策するわけなんですが、そもそものベクトルが違うんです。
     ほぼろで楓のことをちひろがなんて呼んでいるかを3人が尋ねて、「ふうにょん」と聞いた時の
    特にのりえとかおるの反応は本人たちに悪気はなかったにせよ、なにかこう囃したてる風でもあり、
    あれはやられた方はいたたまれないんです。
     友達作りに困ったことのない子に、友達作りが苦手な子の気持ちは多分逆立ちしてもわからなくて、
    だからこそあの二人はちひろのテンションをあげようと気をつかっては空回りするわけなんですが、
    なんで自分たちが空回りしているかわからなかっただろうな、と思うのです。
     これはあくまで想像ですが、ちひろからしてみたらあの面々に自分が受け入れられているのか、
    自分一人浮いていないか、どうしたらいいのだろうと彼女なりにもがいていたんじゃないかなあ、
    なんて思います。
     楓に助けを期待していたかも知れません。
     ああ言う状況の場合、両方の中を取り持てるのは楓だけで、その橋渡しが出来ればよかったんで
    しょうが、どうやらそう言う感じではなかったですね。
     結局、ちひろの心に最初に掴んだのはももねこ様で、次がぶゆすけを見て可愛いと声をかけた
    麻音だったんじゃないかと思います。

     竹原を離れていくちひろの気持ちはどうだったのでしょう。
     メアド交換してくれる新しい友人ができ、学校が始まったらぶゆすけを褒めてくれたクラスメート
    に声をかけてみようという気持ちも生まれ、前向きに歩いていける、そんな気持ちだったでしょうか。
     少なくともちひろが呉線の車内で見せた表情に、憂いや陰は見えませんでした。
     汐入に帰り、また一人の日常が始まったら寂しい気持ちになってしまうのかもしれませんが、
    少なくとも竹原に来る前の彼女とは一歩分前に歩を進めた彼女になっているのだろうと思います。
     彼女が自分の日常で心の底から笑顔になれる日々が訪れることを願いたいと思いました。


     製作陣はこの話を通じてなにを伝えたかったんだろうなあ。
     ちひろが竹原を離れるときに言う「ホントはちょっと寂しかった。でも、今はもう」と言う
    セリフにつなげるために冒頭の列車での様子や、一歩引いたような演出をしたのだとすると、
    多分きっと、最後の楓のモノローグにあった「遠く離れていても何年過ぎ去ってもずっと友だち」と
    言うことを、第1話で汐入に置いてきたちひろが寂しいままではないんだと言うことを伝えたかった
    んじゃないか。
     だから彼女を竹原に連れてきた。
     ギクシャクしながらもみんなと打ち解ける話を作った。
     最終的に彼女に「今はもう」と言わせたかった。
     ……どうなんでしょうね。

     私は友達作りってあまり得意ではなくて。
     初対面の人って、よほど事前にネットとかでやり取りしていない限り話題に困ってしまうの
    ですが、そんな私からすると今回の話はのりえやかおるの行動やセリフに押し付けがましさを
    感じることが多く、きれい事だと感じる場面もあり、冒頭のモヤモヤとした気持ちも相まって、
    最後の最後まで釈然としないまま画面を見ていました。
     最後のモノローグも、結局は楓のひとりよがりでしかないと言ったら言いすぎなのかも
    しれませんが、でもやはりちひろを汐入において竹原に来た楓の手前勝手な気持ちなんだろうと
    しか思えず、せめてあのセリフの半分でもちひろが語っていたら「離れていてもずっと友だち」
    とちひろが言ったのなら、「今はもう」だけで十分でそれ以上は蛇足だと言われようとなお、
    彼女がそう言ったならまた受けた印象が変わったのかもしれないなあ、と思いました。


    スポンサーサイト

    コメント

    コメントの投稿

    管理者にだけ表示を許可する

    トラックバック

    http://hm13chibi.blog36.fc2.com/tb.php/600-f0abfb1a

    ちひろ(ちびすけ父さん)

    Author:ちひろ(ちびすけ父さん)
    時にはDeepに時にはLightに、
    日々のよしなしごとを
    つらつらと。

    撮影機材は
    NikonD80(2007.06.17~)
    NikonD70(~2007.06.16)
    Nikon CoolpixS3

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。