まったり日々(?)のできごと

    日々感じたことを綴ります。 主に子育てとか通勤中に感じたこととか。 お出かけしたらその時の写真も載せるかも。


     えーと、お約束のお題目を先に。
     このエントリーはアニメ「たまゆら」に肩まで程良く使った私が、私の主観を元に
    書いている個人の感想です。
     ですので、万民に受け入れられる内容ではないであろうことをあらかじめお断り
    しておきます。
     また、個人の主観に基づく感想ですので、場合によっては作品に対して批判的な
    内容だったり辛辣な表現になることがあるかもしれません。
     その辺は悪しからずご承知置きの上ご覧くださるようお願いします。


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     OVAはひとつめとふたつめ、みっつめとよっつめが対となり、4話でひとまとまりになっています。
     ここまで前回と同じ。
     前回、前半部分のひとつめとふたつめの感想を書きましたので、今回は後半部分のみっつめと
    よっつめの感想を書こうかと思います。
     みっつめとよっつめは前半2つが作品世界やキャラの紹介だったのに対して、楓が昔撮った写真の
    撮影場所を探すと言う柱をもとに描かれています。

     みっつめ「みんなで歩けばハッピー、なので」

     楓の弟の香が幼稚園の頃に描いた絵を手がかりに、写真館に飾られている楓の父親の写真を撮った
    場所を探すお話。写真つながりの話題。
     かおるの姉のさよみさんが登場し、話の主導権を握ります。

     お話はcafeたまゆらからスタート。
     楓のおばあちゃんの試作スイーツを味わいながら、写真の場所を考える4人。
     4人が「幸せの味」と称し心がとろけるような表情を見せる試作スイーツ「みかんのムース」が
    どんな味なのか気になるところです。食べてみたい(笑)
     香の絵に描かれているでっかい黒い岩を手がかりに色々考えるも場所の特定には至らず。
     そこへ登場する自称強力助っ人「塙さよみ」
     かおたんのお姉さんですね。ぶっちゃけ。
     ”最近、瀬戸内の風景に詳しい”と言う彼女が次の日曜日にみんなをその場所へ連れて行く
    というのです。
     なんだかかおるだけ乗り気でなさそうなのは、きっと今までもさよみさんに振り回されてきたから
    なのかなあ、なんて思いました。
     にしてもパワフルなキャラですねえ、さよみさん。
     こういうキャラは好きです。結構。

     さて、日曜日。
     お約束のように遅刻してくるさよみさん。全く悪びれもせず。
     「なんか、ごめん」と謝るかおるの姿に、今までもずっとこうだったんだなと言う空気が
    にじみだしている気がします。
     電車とバスを乗り継いで、どこかの島へ。
     そこからさらに目的地に向かって一行は歩き始めます。
     常に一番後ろからかったるそうに歩いてくるかおるがテンションの高いさよみさんと対照的で
    印象深いです。
     2時間歩くと聞いて固まる一行、その中で楓と香が元気ですね。あと、麻音も。
     結局2時間歩いて道間違えて、更に歩いて間違えて、それをごまかすようにお昼タイム。
     えーと、10時集合がさよみさんの遅刻で10時半になって、そこから電車とバスで移動して、
    2時間歩いて……だから、昼ごはんはざっと2時頃?(^_^;)
     若いなあ、みんな。
     食事風景が楽しそうだなあ。

     この食事のシーンでさよみさんがちょっと大事な事言ってて。
     写真と言うのはある風景を切り取っただけにすぎないのだけど、それを見た人に見た人ごとの
    思い出を想起させる力を持っていて、楓のあのお父さんの写真はみんなに幸せだった瞬間を
    思い出させる力があるんじゃないか、そんな感じのこと。
     だから、あの写真の場所に行こうと言うのは、単に楓と香のお付き合いではなくて、
    それぞれが自分の思い出探しに出かけている気分で、だから楽しいんじゃないか、と。
     彼女のセリフを解釈するとそういうことなのかな、と思いました。
     人間の脳みその引き出しって面白くて、風景だったり音だったり匂いだったりが引き金となって
    過去の記憶が芋づる式にうわっと出てくるようなのです。
     写真はその引き金の一つになりうる。
     人によって出てくる記憶は異なれど、でも、思い出の入口になる。
     そういうことなんだろうなと思います。

     昼ごはんを終えた一行は目的地へとたどり着きます。
     山の上のちょっと変わった展望台のある公園。
     結局ここはあの場所ではなかったのだけど、ここはここでみんなの新たな思い出の場所になった。
     そうして、思い出が、つながりが、増えていくんだと思います。

     ラスト。さよみさんが「替えの下着を忘れないこと」と言った種明かし。
     歩き疲れた身体にお風呂はごちそうですねw


     よっつめ「それはあの日のこと、なので」

     楓のお父さんの写真を撮った場所探しの続き。
     みっつめでたどり着いた場所が違っていたので、さよみさんが次の場所を探してきてそこへ
    出かける。
     そんなお話。

     冒頭、楓や香とかおる、さよみの出会いが描かれます。
     何歳くらいでしょうねえ。
     香ちゃんが2~3歳くらいですから、楓が小学校低学年ってところですかねえ。
     とすると、さよみさんは楓たちの3つ以上年上ですから小学校高学年かな?
     具体的な年齢がどうなっていたかはよく知りませんが、ザックリそんな感じ。
     で、楓のお父さんがなくなったのが5年前だから、楓が小5の時となると、楓がかおるに出会って
    ものの数年でお父さんが亡くなっちゃったんですね。
     ショック、だったろうなあ……。楓もお母さんも。
     香ちゃんは幼稚園だとすると亡くなったという事実がわかるかわからないかくらいだったんじゃ
    なかろうかと。

     「ぽって」と言う楓のニックネームの由来が語られ、図書室でおそらくは自習か何かをしている
    4人の場面へ。一つ前の回想シーンはかおるがのりえと麻音に説明していたんですね。
     さよみさんの撮る写真はミラクルですねえ。
     シャッターチャンスが飛び込んでくるなんて、うらやましくて仕方が無いです(笑)
     つーか、楓が望むシャッターチャンスって全部モモネコ様がらみなのね。
     しかし「プチ秘境」かあ。物は言いようですね(笑)

     場面は変わってcafeたまゆら。やってくる志保美さん。
     一方マエストロのところで上がってきた写真を受け取った4人がそこに合流して……。
     楓の撮った写真を見た志保美さんが微笑むんですが、彼女は楓の写真を見てそこに楓の姿を
    感じて、だから納得したような微笑ましさから来る笑いを浮かべたんじゃないかなあと思います。。
     みっつめのところでも書きましたが、写真と言うのは目の前に広がる光景を切り取ること。
     どう切り取るか、が、すなわち撮影者のセンスであり気持ちであり特徴でもある。
     よく「写真なんてカメラさえあれば誰がとっても同じ」と言う人がいるけれどもそれは違う。
     シャッター速度も絞りも全部カメラに任せたとしても、眼の前の光景をどう切り取るかという
    一番大きなファクターが人によって異なるから。
     切り取り方まで真似をしたら、それは同じような写真が取れるかも知れない。
     でもそれは、やはり真似でしかなくて、その人の撮った写真ではない、と私は思う。
     そういう意味で、楓は楓なりの写真を撮っている、そういうことなんだと受け止めました。

     志保美さんは楓を散歩に連れ出し、見送った3人はそれぞれに思う所があったようで、
    のりえは目の前にいる楓のおばあちゃんにお菓子作りの手伝いを申し出て夢への一歩を踏み出します。
     志保美さんは自分が壁にぶつかった時の話を楓にして、なにをきっかけに乗り越えたかを語ります。
     きっと楓の写真から楓が「いつも一所懸命に写真を撮っている」と感じ取ったから、だからいつか
    自分と同じように壁にぶつかって写真を撮ることが嫌になるかも知れないと思ったから、だから
    そんな話をしたのかも知れません。
     志保美さんは楓の撮る写真が好きなんでしょうね。
     自分にはない何かを持っている、そう思ったのかも知れません。
     誰に見せるでもなく自分のために撮ってみよう、楓がそう思ったということは、志保美さんの
    気持ちが伝わった、心がつながった、と言うことなんでしょう。

     後半に入り、話が動きます。
     前回のリベンジ。
     さよみさんからの召集令状。
     プチ秘境探検再び、です。
     恐れおののく3人と、純粋に楽しみにしている楓のギャップが印象的です。
     今回は自動車でいけるプチ秘境レベルCと言うことでしたが、この車ってのが曲者。
     かおるの時代がかった言い方が拍車をかけてますが、さよみさんの運転がとんでもなく荒いのです。
     私、乗るのパス(^_^;)

     駐車場から20分歩いてついた目的地は街と海が一望できる高台の公園。
     走りだした香を追いかけた楓が樹の枝につまずいて足をくじいてしまいます。
     そこにお客さんを案内してきた写真館のマエストロがやってきて、応急処置をし、連れて帰る
    ために楓をおぶってくれます。
     そのマエストロの背中で楓は気がつくのです。
     香ちゃんの絵に描かれていた大きな黒い塊の正体に。
     岩だとばかり思っていたものがなんだったかに。
     結局その場所が写真の場所だったかどうかはわからずじまい。
     でも、お父さんの背中に大きく近づいた、みんなと一緒に近づくことが出来た、そんなお話。
     この公園には駐車場が二箇所あって、近いほうだと歩いて20分どころか20秒と言う落ちがついて、
    おしまい。
     めでたしめでたし、です。

     多少辛めのことを言うと、この終わらせ方にはちょっと無理があるかなと思いました。
     場所がわからずじまいだったことが、ではなく、わからなかったけどよかったねよかったねと言う
    持って行き方に。最後に無理やり感動させるようなそんな展開に。
     確かに亡くなったお父さんの思い出を一つ紐解けたと言う感動はあったと思います。
     親を亡くしたからわかるのですが、親の残したものからその時の親の考えや気持ちが汲み取れると
    涙が出そうになるんです。
     でもそれはやはり親を亡くした当人の感覚感情であって、そうでない人にはなかなか伝わらない
    ことであって、父親の写真を通じてみんなとつながったと言うことを強調したかったからとは言え、
    うーん、やっぱりどうなんだろうやり過ぎなんじゃないかなあ、と言う気持ちが見ていて強かった
    です。
     最後の最後で蛇に足を描いちゃったような、そんな感じ。

     だからと言ってたまゆらという作品を嫌いになるわけでも、あの世界を嫌いになるわけでもなくて、
    この一連の4つの話も、あの世界も大好きなのだけど、でもだからこそ惜しい、そんなところかな。

     OVAたまゆらは、総じてまた見返したくなるようなお話でした。
     肩までとっぷりと浸かってたゆたってみたい世界とそこに息づくキャラ達。
     できることなら透明な玉の中に入り込んで、あの世界にフワフワと浮かんでみたいと思いました。

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    ちひろ(ちびすけ父さん)

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    つらつらと。

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