まったり日々(?)のできごと

    日々感じたことを綴ります。 主に子育てとか通勤中に感じたこととか。 お出かけしたらその時の写真も載せるかも。

    仕事抜きで東京方面へお出かけ。
    たまには良いですね。
    ついでに秋葉によって、ぶっ壊れた(と思しき)ビデオボード修理に
    出しました。


    うわの空・藤志朗一座番外公演
     2月に弟に誘われて見に行った劇団の公演があると言うので見に行って
    きました。
     2月のは「ライブ」と言って、台本無しのコントをいくつか集めたような
    公演だったのですが、今回のは台本のある「お芝居」(なんて書くと怒られそうだ)
     かなり雰囲気が違うのだろうなあ、と思いつつ見に行きました。
     昨日まで仕事でバタバタしていて劇場の場所だけとにかくチェックして
    行くという体たらくで、とりあえず今回のタイトル「雰囲気のある死体」
    と言うのだけが頭に入ってまして、きっと死体が3つも4つも並ぶ中で
    お話が進行するんだ、と勝手に思ってました(マテ

     で、まず前説。
     これは「ライブ」のノリでした。
     小栗さんの勢いのあるしゃべりは聞いていて気持ちいいですね。
     若干空回りっぽいところもよいなあ、と。

     続いて本編。
     ここからが台本ありです。
     前説での説明曰く「言い間違えも指示語連発も全て台本通り」
     さてどんなものかな、と、つい仕事のクセで全体を俯瞰するような見方
    をしそうになりました。
     これじゃ楽しめないので頭を切り換え。
     ……
     終了。
     んっと、第一印象は「テンポが良い」と「なにか物足りない」
     なんかこう、もやもやとした部分が残ったのです。
     アンケートの感想にはその時の印象を深く考えずにつらつらと書きました。
     んで、実弟にそんな話をすると、彼曰く「不条理ってのがポイントだから」
     そう「不条理」がポイントだったんです。
     多分「ライブ」の印象が強くて、一発ポンと出てそれでドッと笑って、と
    言うイメージが頭から抜けきってなかったんだと思います。
     今回の別役実さんの脚本&座長の藤志朗さんの演出を良く思い返して見ると、
    笑いのポイントが全く違うじゃないかなと、思い至りました。
     今回の笑いはショートコントでドッと笑うような笑いではなく、自分の持つ
    常識からのズレを見たときの失笑や苦笑、オイオイ待てよと言う笑いかなあと。

     以下ネタバレ反転

     不条理、と言うことをポイントにお話を追っかけてみると。

      地上階にあるはずの病室が、窓一つない地下にあること。
      ベッドで大人しくしているはずの患者が、逃げ出していること。
      霊安室と同じフロアに病室があること。
      廊下に遺体が放置されていること。
      遺体が病室に運び込まれ、患者の横のベッドに置かれること。
      医者が患者をえり好みすること。
      突如入ってくる奇妙な患者。
      遺体と取り違えられて霊安室に入れられてしまう患者。
      ちょっとで良いから切らせてくれとせがむ外科医。
      えらそうにしていると思ったら資格停止中だった医者。
      生者が死にかけて遺体と勘違いされて連れて行かれること。
      病室が霊安室に変わってしまうこと。

     オイオイ待てよ、と思って笑っているうちにいつの間にか論点がすり替わって
    自分が常識としておかしいと思っていたことが、当たり前になって流れてしまう。

      病室が地下にあることがどうでも良くなる。
      患者が逃げ出すことが当たり前に思える。
      霊安室が同じフロアにあり、廊下に放置されていた遺体が病室のベッドに
     置かれていることが気にならなくなる。
      医者が患者のとっかえっこしてることが普通に思える。
      切った切らないが3cmか5cmになっている。

     そして、次から次へとそんなことが起こるため、ひとつ前のことをおかしいと
    思わなくなってしまう。ああ、そう言うもんなんだ、と流してしまう。
    流れたことが前提となってしまう。
     まさに不条理。
     最後に流れる読経がとてもシュールです。

     大きな不条理があって、それを構成する中くらいの不条理があって、それを
    支える小さな不条理が散りばめられていることに、帰りの電車の車内や、喫茶店
    で気づきました。
     このお芝居の最大のオチは、病室が霊安室に置き換わってしまい何事もなく
    お坊さんが読経を読む、と言うところではないかと思うのですが、そこに
    考えがたどり着くのに見終わってからしばらくかかってしまいました。
     この辺が、大して芝居を見たことのない悲しさなのかも知れません(^^;
     いやー、ああ言うSSを書いてみたいものだわ。


    反転ここまで

     そりゃあ、「ライブ」とは笑いの質が違うよなあ、と終わって劇場をあとにして
    から気づきました。
     遅いよ、自分!
     んー、これを公演中に気づけてたらもっと的確な(?)感想をアンケートに
    書けたかも知れません。
     それにしても、主演の小林さん始め、高橋さんに藤志朗さん、水科さん、
    特別出演のたまの石川さん、皆さん熱演でした。
     座長の藤志朗さんは熱演過ぎて回り食っちゃった感がありましたが、あれも
    演出のうちなんでしょうね。
     お父さん役の武田さん(かな?)のとぼけた感じがすごく良かったです。
     あと、遺体役の方が大変だったろうな、と。
     呼吸で掛けたシーツが上下しちゃったら台無しですし。
     お坊さん役の方もお疲れ様でした。
     般若心経が様になってました。
     何事もなく淡々とした姿が最後のどたばた&石川さんの笑いと対照的で
    印象深かったです。

     アンケート書き終えて「あ、この人座長さん」と言われて斜め後ろ振り向いたら
    座長の藤志朗さんが座っていたりしてちょっとびっくりもしましたが、演じてる
    役者さんとの距離が近いのって暖かさを感じて良いですね。

     ところで、うわの空のHPの劇団員持ち回りの日記で小栗さんがお坊さん役の
    方の日記について触れてましたけど、どこで書いてるんだろう?


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    ちひろ(ちびすけ父さん)

    Author:ちひろ(ちびすけ父さん)
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    つらつらと。

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    NikonD80(2007.06.17~)
    NikonD70(~2007.06.16)
    Nikon CoolpixS3