まったり日々(?)のできごと

    日々感じたことを綴ります。 主に子育てとか通勤中に感じたこととか。 お出かけしたらその時の写真も載せるかも。

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     なんか物々しい表題ですが、日帰りでそのような手術を受けてきたので、その話をば。

     端的に言うと、背中にできた「粉瘤」が大きくなり、炎症を起こしたために切開し、
    炎症が治まったので日帰り手術で切除した、と言う話です。

     粉瘤ってのは、皮膚の内側に皮膚の表面と同じ表面組織が袋状になり、そこに老廃物
    (=垢)がたまっていってできる良性腫瘍です。垢がたまるのでなにかの拍子にそれが
    出てくると悪臭を発します。
     粉瘤の原因は諸説ありなのでここでは省きます。
     粉瘤は小さいうちや炎症を起こす前ならばかなり容易にに手術で取り除くことができる
    そうです。
     炎症を起こしてしまうと切除も難しいし、大きくなると切除が大変なわけです。

     受診は皮膚科か形成外科へ。
     除去する気があるならば形成外科(整形にあらず)へ行くのが良いでしょうね。

     と言うことで教訓。医者には早め早めにかかりましょう。


     以下顛末。長いのでお暇な方はお付き合いくださいませ。

     発端
      昨年の8月くらいに背中になにかぷくっとした膨らみがあることに気がつきました。
      手の届きにくいところにあって、がんばって触ると存在がわかる位の大きさ。
      その時は、おできでもできたか、と思っていました。

     経過
      その膨らみは徐々に大きくなり、秋を過ぎる頃には明らかに存在がわかるようになっていました。
      やがて押すと嫌な臭いのする内容物を出すようになり、ちょっと困ったことになったなあ、と
     思ったのです。

     炎症
      そうこうするうちに秋も深まり、背中がかゆいなあと思ってその膨らみのあたりをひっかいた
     ときにことが始まりました。なにかが皮一枚むけた感触。
      それから数日で背中の塊は赤くなり熱を持ち痛みを発し始めました。
      きっとこのときに細菌感染したのでしょう。直径4~5cmのドーム状に腫れ上がってしまいました。

     通院その1
      ことここに及んで色々ググってみてわかったのが、これは粉瘤ではないか、と言うこと。
      であるならば放っておいても完治しないし、ここまで炎症が大きくなると自然に治まるのは
     難しいだろうと言うこと。
      そこで先ずは近所の皮膚科を受診しました。
      先生は背中をぐりぐりといじった上で「粉瘤だね」と診断し、抗生剤の服用で様子を見ようと
     おっしゃいました。

     紹介
      抗生剤を服用すること1週間。
      状況を皮膚科の先生に見せに行ったところ、ひとしきり触診した先生に「これは切らないとダメだね。
     紹介状を書くから大きな病院の形成外科へ行きなさい」と言われました。
      あー、やっぱり大事になったかあ……と頭を抱えつつ、総合病院へ。

     通院その2
      総合病院の形成外科で、凜とした感じの先生が一通り背中を見て触診して言いました。
      「ああ、うん、じゃあ切りましょう」
      炎症を抑えないことには粉瘤そのものの切除ができないから、先ずは炎症を起こしているこの状況を
     なんとかしましょう、そのためには切って中身(=膿と老廃物)を出しましょう、と言うことです。
      粉瘤にはその起点となる黒いぽっちのようなところがありますから、そこにメスを入れて
     中身を押しだし生理食塩水で洗う、と言う治療をします。
      あ、もちろん局所麻酔します。多分局所麻酔の注射が一番痛いです。
      傷にガーゼを当てて、翌日経過観察。
      しばらくは切った場所から中身がでてくるのでガーゼを当てて毎日取り替えること、
     切った場所の化膿止めにヨードチンキの軟膏を塗るように言われて経過観察へ。
      場所が場所だっただけに、家族のありがたみをものすごく感じました。
      一人ではガーゼの交換がなかなかに難しいのです。
      私の場合は傷から中身が完全に出てこなくなるまでに約一ヶ月。
      毎日、軟膏を塗ってガーゼを換えてを繰り返しました。
      ものすごく面倒なので、炎症は起こさない方がいいです。本当に。

     切除術
      背中を切開してから約3ヶ月。
      経過観察の通院の際に先生から「順調に治まってきたみたいなので来月あたり手術できそうですね」
     と言われました。
      ようやく粉瘤ともおさらばです。
      その場で手術日を決めて、手術の諸注意を聞き、同意書にサインをして……とトントン拍子に
     決まっていきます。
      お、いい感じ。
      そして別れ際に先生が言いました。
      「あ、私、3月末で異動なので、手術は新しい先生になります。引き継ぎしておきますね」
      えー!?

      更に一ヶ月が経過し、手術日。
      朝食は手術の2時間前までに済ませておくようにとのことなので、いつもよりも早い時間に
     あさごはんを食べて病院へ。
      検温と血圧測定と本人確認をして、手に紙のタグを付けて、いざ手術室へー。
      ここの病院の手術室の入口って初めて見ましたが、いわゆるドラマの手術室の入口みたいで、
     なんか物々しかったです(当たり前です。あらゆるオペをここでするのです)。
      手術着に着替えて俎の上の鯉ならぬ、手術台の上のオッサン。
      ちなみに男性私1人、あとは担当の先生も指導役っぽい先生も、看護師さんもみんな女性という
     日常なかなか味わえない不思議空間でした。
      それにしても看護師さんの手慣れたこと、てきぱきとしたこと。
      ベテランさんなんでしょうねえ。こっちのかゆいところに手が届く対応です。
      一方、主治医の先生は異動された先生よりも更にお若く、慣れてないのかわたわたしてます。
      わたわた。
      んで、そんなわたわたしてる先生に対してその先生+5~10歳くらいの指導役の先生があれこれ
     フォローの声をかけています。
      さて、そんなこんなで準備も整い、患部の確認。
      なんか背中を見てああだこうだと言ってますが、えーと引き継ぎしてもらってるんですよね?
      ここまで硬いから……あ、思ってたよりも意外と深いですねこれ、なんていうやりとりが聞こえてきます。
      おーい(;^_^A
      前任者は私の一番腫れたときの写真撮ってたと思うぞー。
      そんな私の心の叫びは無論届くわけもなく。
      背中の上でのブリーフィングは終了し、術式が始まったのでした。

      まあ、なんて言うか、うちの嫁なんかはこの話を聞くだけでリアルに想像して貧血起こしかねないので、
     そう言う人もいるだろうと言うことで詳細は割愛しますが、局所麻酔打って、切って、剥がして、
     引っ張って、剥がして、剥がして、引っ張って……取り出して、止血して、洗って、真皮縫合して、
     表皮縫合して、おしまいってな感じです。
      ジョキジョキと音がしているときは剥がしているとき、ジジっと音がし出したら止血中ですね。

      あ、切開の所でも書きましたが、多分局所麻酔の注射が一番痛いです。
      数本打ちますが、基本これが一番痛い。
      なお、麻酔は人によって効きやすい効きにくいがあるので、先生が「これ痛いですかー」と聞いてくる
     確認には「素直に答えましょう」。
      ちょっと痛いけど我慢できる範囲だし……なんて思って言わないとあとで後悔する羽目になりますよ。
      それと局所麻酔は局所ですので、例えば局所麻酔の範囲を超えて病巣があってそれを切除しようとすると、
     その時は痛いわけです。麻酔無しに切られるわけですから。
      なので、手術中にチクッと感じたら即言いましょう。
      申告すれば麻酔を追加してくれます。しないとそのまま進みます。痛い目に遭います。いやマジで。

      始めてから終わりまでざっと1時間。
      無事、粉瘤の摘出が終わりました。
      一番辛かったのは、背中なのでうつぶせで、ずっと首を横にしていたことですかねえ。
      言えば頭の向きは変えてもらえたのですが、小心者なのでついがんばってしまいました。
      処置が終わりベッドから起き上がったところで看護師さんが「とりだしたものを見ますか?」と
     声をかけてくれました。
      見ます見ます。こう言うのはなかなかないしね。
      苦手な人は断れますからね。私が面白がってるだけで。
      先生が言うには「炎症を繰り返していたみたいで、袋が正常な組織に癒着するような状況になって
     いました」とのことで、普通の粉瘤よりも摘出が大変だったようです。
      正常な組織を多少なり切らないといけなかったとも。
      こう言うこともあるので、粉瘤は炎症を起こす前に取り出しちゃった方が良いのだと思います。
      目視で、長さ40mm最大径15mmくらいですかねえ。中身を切開したときにあらかた出して
     しまったので、この程度の大きさです。
      ホルマリン漬けにされたそれは、念のため病理検査に附すとのこと。
      基本、良性腫瘍なんですが、悪性腫瘍ができていた事例があるのだそうです。
      やれやれ、これでひとまず背中の違和感とはおさらばです。
      手術着から着替えて、手術後の諸注意を看護師さんから聞き、翌日の傷の経過観察の
     予約を入れてこの日は終了。
      薬局で薬を処方して帰宅です。
      手術当日は傷口を濡らしたくないので、お風呂は避けてくださいとのこと。
      シャワーも患部には当てないでくださいと言われました。
      気になるお値段は、私の場合切除した粉瘤が大きかったこともあり、病理検査とセットで
     15000円也。もっと小さいともっとお安いのだそうです。

     手術後
      手術当日から数日間は抗生剤を飲むことになります。これは患部の化膿止めですね。
      それと、身体を切って組織を取り出したのですから、大なり小なり痛みがあります。
      なので鎮痛剤も処方されます。
      私の場合は炎症を起こして直径5cmにまで腫れ上がってしまったあとの組織の切除だったので、
     それなり以上に痛みが出ました。
      通常、粉瘤の手術のあとはいわゆる事務仕事程度ならば普通にこなせると言われてますが、
     私の場合はロキソニンを飲んでもなお痛みが残っていて、ちょっと仕事は無理だなあって
     感じでした。その懸念があったので、念のため休みを1日取って置いたのですが、どうやら正解。
      翌日受診して傷の具合を見てもらい、特に問題ないとのことで一週間後に抜糸です。
      傷の奥の方に鈍い痛みが残っていますが、炎症を起こす前に切除すればこんなには痛まない
     ようなので、粉瘤の炎症にはくれぐれもお気を付けくださいませ。

     ……と言うことで、粉瘤の炎症~切開と摘出の顛末でした。
     ああ、そうそう、生命保険に医療特約付けていて手術もその中に含まれるって人は、保険会社に
    問い合わせてみてください。
     私の場合は医療特約の範囲に入っていて手術代が出るとのことでした。



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    ちひろ(ちびすけ父さん)

    Author:ちひろ(ちびすけ父さん)
    時にはDeepに時にはLightに、
    日々のよしなしごとを
    つらつらと。

    撮影機材は
    NikonD80(2007.06.17~)
    NikonD70(~2007.06.16)
    Nikon CoolpixS3

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